Mock データと論理列挙
このガイドでは、DDLBuilder での高品質な Mock 検証用データ生成、およびカラムへのカラーバッジ付き**論理列挙型(Logical Enum)**メタデータの設定手順を解説します。
概要
開発・テスト段階でのクエリ動作検証用データを即座に生成するとともに、ステータスコードや区分フラグの取り得る値を視覚的に定義し、仕様の認識齟齬を防ぎます。
主な操作手順
1. Mock テストデータの生成とエクスポート
- テーブルにカラム名とデータ型が設定されていることを確認します。
- ツールバーの 「Mock データ」 ボタンをクリックして生成パネルを開きます。
- 生成パラメーターの指定:
- 生成行数を指定します(1〜100 行)。
- プレビューを確認します。整数、小数、UUID、日時、メールアドレス、真偽値などのデータ型に応じたランダムサンプルが自動生成されます。
- データのエクスポート:
- 出力形式を選択します: SQL INSERT 文、CSV ファイル、JSON 配列。
- コピーまたはエクスポートを実行し、ローカル検証用 DB や Postman 等に投入して利用します。
2. カラムへの論理列挙型(Logical Enum)設定
ステータスコード、審査状態、ユーザー種別などの離散値を持つカラムに対して:
- 「フィールド設定」テーブルで対象カラムの行内列挙型エディターを展開します。
- 「列挙項目を追加」をクリックし、列挙値(例:
10、PAID)と表示名(例:決済完了)を入力します。 - カラーバッジの割り当て: 各項目に識別用カラー(成功は緑、拒否は赤、処理中は黄など)を設定し、状態を一目で判別できるようにします。
- ドラッグ並べ替え: 左側のハンドルで項目をドラッグし、業務上の表示順序を調整します。
- 列挙型メタデータは下書きや保存済みテーブルと共に保存され、チーム開発時のデータ辞書として機能します。
完了のチェックリスト
- [ ] Mock データが指定形式で正常に出力され、テスト DB に投入可能である。
- [ ] 論理列挙型がすべての業務分岐状態を網羅し、色分けされている。
- [ ] テーブルを再読み込みした後も列挙型の設定が維持されている。
注意事項
個人情報と合成データの安全性
Mock データエンジンが生成するのは完全な合成ランダムデータです。本番の実データを無断で開発環境にコピーせず、安全なモックデータをご活用ください。
- 外部キー制約の考慮: モックデータは単一テーブルの型情報に基づいて生成されるため、他テーブルへの外部キー依存関係は考慮されません。投入順序にご注意ください。
- 物理 ENUM と論理列挙の違い: 論理列挙型は画面表示と仕様共有のためのメタデータです。データベース自体の物理制約として
ENUM型を利用したい場合は、データ型で各方言のENUMを選択してください。