AI 支援テーブル設計
このガイドでは、DDLBuilder の AI 機能群(マスター建表工房、AI テーブル変更、AI インデックス顧問、スマート業務コメント生成)を活用した効率的なテーブル設計とリファクタリング手順を解説します。
概要
あいまいな要件定義から高品質な正規化テーブル構造を対話形式で生成したり、既存の複雑なテーブルに対して安全な差分レビュー形式で段階的な改修を行うことができます。
主な AI ワークフロー
1. マスター建表工房(対話型新規設計)
- テーブル設定ヘッダーの**「マスター建表工房」**をクリックして AI パネルを開きます。
- 要件の入力: 業務エンティティ、主要ユースケース、高頻度クエリ条件、制約を入力します(例: 「テナントID、注文番号、決済状態、金額、割引額を持ち、作成日時での範囲検索を考慮したマルチテナントEC注文表を作成して」)。
- テンプレートの併用: 共通フィールドテンプレートにチェックを入れると、チーム標準の監査カラム(
created_at、updated_by等)が優先して組み込まれます。 - 設計理由の確認: AI がテーブル構造全体を出力し、型選定やインデックス配置の設計意図を解説します。
- マルチターン対話での調整: 「論理削除カラムを追加して」「金額をより高精度な Decimal に変更して」など、続けて指示を出して反復改善できます。
- **「設定に反映」**をクリックすると、フィールド、インデックス、Schema Name がワークスペースに自動展開されます。
2. AI テーブル変更(安全な差分レビューモード)
既存のテーブル構造に対して増分リファクタリングを行う場合:
- 上部操作バーの**「AI 変更」**をクリックします。
- 変更要望を入力します(例: 「LINE OpenID カラムを追加し、電話番号のユニークインデックスを (tenant_id, phone) の複合ユニークインデックスに変更して」)。
- 構造化変更リストの生成: AI が現在のテーブルと比較し、テーブル・カラム・インデックスごとの詳細な変更リストを提示します。
- 個別レビューと採否選択: 提案された変更項目ごとに個別に「承認」または「拒否」を選択できるため、意図しない一括上書きを防げます。
- **「選択した変更を適用」**をクリックすると、承認した項目のみがアトミックに反映されます。
3. スマート業務コメント自動生成
- 設計後や SQL インポート後に**「AI コメント生成」**をクリックします。
- カラム名(
is_deleted、pay_channel等)とデータ型から業務的意味を推論し、テーブル名やカラムの日本語表示名を自動補完します。
完了のチェックリスト
- [ ] AI が生成したテーブル構造がワークスペースに正しく反映されている。
- [ ] AI 変更モードにおいて、対象の変更項目が個別に確認・適用されている。
- [ ] 主キー、一意性制約、NOT NULL、数値精度などの重要項目が目視で確認されている。
- [ ] カラムの日本語コメントが業務実態に即している。
注意事項
プロンプトの具体性と精度
検索条件(WHERE 句)、データ量の規模感、主キーの採番方針などを具体的にプロンプトに含めることで、より実用的なインデックスとデータ型が提案されます。
- ドラフトの性質と最終確認: AI の出力は高品質な設計ドラフトです。本番データベースへ反映する前には、必ず人間による最終確認を行ってください。
- ログインとクレジット消費: AI 機能はトークン消費量に応じてアカウントのクレジットを消費します。未ログイン時はログイン誘導ダイアログが表示されます。
- コンテキストのリセット: 対話が意図と乖離した場合は、パネル内の「最初からやり直す」をクリックして会話履歴をクリアしてください。